2005年3月5日。『第2回ジギングフェスティバル』開催。緊張の初日。 我々が目にしたのはジガーの熱気そのものだった。
新たなる試み。大阪国際ボートショーとの同日開催
『第2回ジギングフェスティバル』(以下JF)を開催するにあたって、JIGがまず行ったこと。 それは十分に話し合うことだった。全員がボランティアで組織されるJIGメンバーは、 それぞれスケジュールを調整し、あくまで自費で会合を運営。繰り返しディスカッションしていった。 そんな中、マイボートアングラーのジギング熱にも着目。ある意味今回の目玉として 『大阪国際ボートショー』との同日開催案が浮上した。 準備期間は決して長くない。その後メンバーは各々が責任を持って出来ることを考え、成すべき事を成すために 東奔西走した。 2005年3月5日。緊張の初日。はたして…
会場はインデックス大阪に隣接する『ワールドトレードセンター』。 一人でも多くのアングラーにジギングの面白さを伝えたい。上級者も納得できる内容のあるイベントにしたい。 そう考えれば、準備期間がどんなに長くとも十分とはいえない。ようやく開催にこぎ着けた初日。 スタッフの緊張と不安は蓋を開けるまでは払拭できない。 事前の広報活動や、当HPの反響によって、ある程度の手ごたえは感じていたものの、どれくらいの来場者が あるのかは、まったくの未知数なのだ。オープン直前のミーティングでは佐藤代表理事の弁にも力が入る。
それと同時に参加メーカーの各ブースでは、商品展示の準備に余念が無い。狭いブースとはいえ各々工夫を凝らした 展示法で、司会進行の伊丹章の合図を待つ。他にも講習用のステージ設置。案内図の設置。アンケートコーナーや 場内整理まで、考えられる全ての準備が着々と進行し、いよいよ開場にこぎ着けた。 出展メーカー、船宿、メディアを交えた最終ミーティングでは、このイベントを影で支え続けた山本渉外担当から 『JIGのメンバーは倒れるまで頑張ります』と事実上の開会宣言があった。
いよいよ開場。 そこでJIGメンバーが目にしたのは、受付アンケートコーナーに溢れる多くのジガーの姿だった。 開場前から数十名が並んで、オープンを待っていてくれたのだ。かくして、JF初日は順調にスタートした。
ジギングファンで埋まる会場。各種イベントも盛り上がった。 軽快なBGMと伊丹章の軽妙な司会にのせて、会場には続々とジギングファンが集まってきた。 想像を超える出足の良さに各所で嬉しい悲鳴が上がる。受付のアンケートコーナーでは待合人数が多く、 慌てて椅子を並べるシーンも。
オープン一時間後の時点で来場者数は第一回の初日の来場数を突破。当然、各ブースの対応にも力が入る。 あるメーカーの担当者はすでに汗まみれだった。やはりイベントを盛り上げるのは一般ユーザーの力なのだ。
メインステージでは開演まで30分もあるというのに、たくさんのお客さんが客席を埋めている。 ジギング講習第二弾はチャーマスこと北村秀行と上屋敷隆の関東勢コンビ。さすがの人気だ。
世界中をまたにかけ、桁違いの実績と経験を誇る二人のトークは、会場を魅了するに十分。 自然、二人の言葉には重みがあり、内容も非常に多岐にわたった。 それにしても人気があります。ある来場者は『この講習を聞くためだけに、三重から来ました』とコメントしていた。
さらにイベントは続く。 ある意味今回の目玉である『ボートオーナーのためのジギング講座』。 大阪国際ボートショートとの同日開催であり会場自体も隣接しているので、新しい試みであると同時に交流の場としての 意味を持たせたい。 その重責を負って登場したのは、古谷秀之と池ひろと。二人とも大阪湾のジギング事情に精通し、なおかつ船の操船や ポイントの状況にも詳しい。 第一に専業漁師や船宿との共存を訴え、その上で安全に釣るためにはどうすればいいかを熱弁した。客席には多くの 一般ジガーに負けず、ボートショート掛け持ちに来場したボートオーナーの姿も多数見られて、中々の好反響だった。 池ひろとは講習終了後もボートオーナーの鋭いつっこみと、質問攻めにあっていた。 もちろんジギングの実績も豊富な二人。実釣のテクニックを細かく披露した。
予想を上回る来場数 期待と不安が入り混じった初日。JIGメンバーとメーカーが一体となり、全てのプログラムが終了した午後5時。 受け付け責任者から、アンケート回収356枚、来場実数400名以上と報告があった。これは 『第1回ジギングフェスティバルin大阪』の2日間の集客数を既に記録更新したことになる。予想を上回る来場数だった。 最終ミーティングでは佐藤代表から『初日は一応、成功といえる』と安堵の言葉が聞かれた。また 『2日目は何とか500人くらいを集めて、なおかつ満足してもらえるように』と、2日目を睨んだコメントで、 メンバーの気持ちを引き締めていた。
2日目。若手アングラー登場でさらにヒートアップ。 JF2日目は9時会場。前日とは違い丸一日の長丁場だ。 特に中央ステージでは様々なイベントが開催され何れも好評だった。その盛りだくさんな内容は別頁に詳細を 記載しておくので、是非ともご照覧いただきたい。 ここでは2日目にのみ開講され公表をはくした、 『関西若手アングラーによる「なぜジギングにハマったか」』について 記しておこう。 この長い題名の講習会は、小野誠、泉雅之、尾崎元則、山谷孝之ら関西の若手モニターが集結し純粋に 『ジギングの面白さ』を語るものだ。 いわゆるカリスマアングラーの講習とは一味違い、それぞれの語り口で純粋に面白さを語るイベントは、非常に 好感の持てるものだった。中でも泉雅之による『ダブルクラッチ・ジャーク』と呼ばれる超ハイスピード・ジャークの 実演では、満員の観客席から盛大な拍手が巻き起こった。
実質来場者1100名以上。この数字は成功と言えるか? 参加してくださったメーカー、船宿。運営に当たったJIGスタッフ、ボランティア、アルバイト。そして何よりも会場に 足を運んでくれた多くのジガーによって支えられ、JFは2日間の全日程を終了。 2日目の来場数も当初の予想(300名)を大きく上回り、アンケート回収枚数で546枚。実質来場者数は700名以上と 発表された。2日目のアンケート回収率が落ちたのは、日曜日と言うことで家族連れやグループが増え、代表者が アンケートに答える場合や、ジギングを経験していない来場者が増えたのが要因と思われる。それでも回収率 80%以上の数字はこの種のイベントではかなりの効率と言えるはずだ。また、この数字には業者の来場数は 含まれていない。 トータルの一般来場者数は1100名。 この数字を見る限りイベントは成功したように見える。果たして本当にそうだろうか? それは今後、一般ジガーの評価を待たねばなるまい。JIGメンバーもこの結果に一応満足しつつ、今後に活かせることを 常に考えてゆかねばならないだろう。
さて、会場では2日間の締めとして佐藤代表理事とチャーマスこと北村秀之。 上屋敷隆や渉外担当の山本泰之らが壇上にあがり、最後の挨拶となった。
多少疲れ気味の佐藤代表に対し北村秀之は更なる檄を飛ばす。『来年もやろう!』 参加メーカー、スタッフから大きな拍手が巻き起こった。それを最後に熱い2日間は終わりを告げたのだった
我々が見たものは、可能性?未来? 近年ジギングブームは下火になったと言われる。しかし我々JIGは今回のイベントを通じ、それぞれがジガーの熱気に 触れ手応えを感じた。それは我々自身が感化され元気をもらった2日間だった。この熱気に応えるべく、今後我々JIGは 何をするべきか?これからが正念場だ。それは参加したスタッフ全員の共通の認識である。
ジギングをもっと楽しく。もっと多くの人に伝えたい。
その理念がある限り、JIGは業界の発展に更なる努力を続けてゆきたい。
文中敬称略